異常はなかった。

今さら菅田将暉くんと米津玄師くんにハマってる私です。

2年遅れぐらいで生きてます。

時代の波に乗れていません。



昨日の夜、子どもたちが寝静まってから

うちのところでカメラマンをしてくれてる

山口夫妻と私とでラインのビデオ通話で話をしていました。


そこで子育ての話になりました。

(というか現に今悩んでることを私が相談した)

山口夫妻にも4歳と1歳半になるお子さんがいて

あーでもないこーでもない。といろいろ話してたんです。


その中で私は聞きました。

「私ってどんなお母さんなの?普通のお母さんなのかな?変なところはなかった?」

と。

(以前うちの家族全員で山口家に行ったことがある)


その時に山口くんから

「別に変じゃない。おかしいところもない。至ってどこにでもいるお母さんで、

間違ってるか正解かで考えるからおかしくなる。

間違ってもなかったら正解でもない。そんなものわからない。

もし、間違いだという言葉を使うとしたなら、

学校の先生や保育所・幼稚園の先生、児童相談所の人たちが

【これはおかしいのでやめてもらえませんか?】という言葉に対して

親が

【いや!間違ってない!おかしくない!】

と言ったらそれはだいぶ間違ってると思う。

それに間違いという言葉もおかしくって

異常があるか異常がないかというものの見方なんだと思う。

周りの人間が見ていておかしいな異常だなと感じるから

【これはおかしいのでやめてもらえませんか?】っていうんだと思う。

それを聞かずに自分はおかしくないとか間違ってないという親は

きっと異常なんだろうと思う。


それに彩花さんの場合は他の家庭よりも児相とか保育所とか区役所とか

そういう行政が家の中に介入してるわけだ。

俺らのこんな素人の発言よりも遥かに客観的で

その児相の人たちが

【大丈夫ですよ。何もおかしくないですよ】っていうってことは

めちゃくちゃ安全な育児をしてるってことになる。

児相の人たちはその道のプロな訳であって

その人たちが口を揃えてそういうってことは

彩花さんは至って普通で常識的な育児をしてるんだろう。

その姿に

間違ってるか正解かなんていう必要性があんの?」


そう言われて私は目から鱗が出ました。

なのでこう聞き返しました。


「じゃあ、【大丈夫ですよ】って言われてるのにもかかわらず

【いや!私はおかしいねん!異常やねん!】って言ってるとしたら・・・」


と。


山口くんは即答しました。

「それは相当異常やな。異常がないのに異常があると言ってるんやから。」


そう言われた時に張り詰めていた糸がパチンと切れた気がした。


例えていうなら私は

「虐待の国からきた人間」だと自分のことを感じてて

子どもの頃から親に

「お前はおかしい!異常やねん!」と繰り返し繰り返し言われて育った。

だから私は自分が異常であると思ってきた。

虐待の国から虐待のない国にやってきて

自分が無意識にする行いは全ておかしく異常だと感じてきた。

だから意識をして行いを正そうと必死だった。

子育てではこれが謙虚に出た。


私が無意識にする育児は全て虐待になる。

何も考えずにしていたら「アレ」と同じ行動をして私は罪を犯してしまう。

だから虱潰しで問題箇所を治さなければ

無意識で取る行動全ても改めなければ

繰り返してしまう。


なぜならば私は虐待の国から来たからだ。

あの血がこの体に流れているからだ。

忌々しいあの血が私の体に流れているから

私は異常なのだ。

私は簡単に人間を人間とみなさない汚い血が流れている。

この国から来た私は

人間を人間とみなさない国から来た私は

異常なのだ。


そう思って育児をしてきたから

私は基本的に

「自分の行う育児は異常で絶対に間違っている」と思い続けていた。

だから周りの人に

「〇〇してみたら?」という提案や意見を貰うたびに率先して

言われた通りやってきた。

わざわざ指摘してくれてるのだ。有難いと思ってきた。


だけど

こんな異常だらけの私の元で育つ子どもは

言葉を選ばずにいうと

なぜか、驚くほどいい子に育ってる。

なぜそんなに頭がいいのか。

なぜそんなに優しいのか?

なぜそんなに物事をよくみているのか?

なぜそんなに私のお話をよく聞いてくれるのか?

いつも疑問だらけだった。


「あれ?私のお腹から生まれてきたよね?あれ?私の子なんだよね?

え?なんでそんなによくできるの?」

と常に疑問だらけだった。


そして行き着いた答えは

「分かった!施設や保育所や周りの方達が私の知らないところで

とてもよくしてくれてるんだろうな」

だった。


私があまりにも異常だから周りの方たちが見てられなくて

子どもたちによくしてくださるんだろう。

こんな頭のおかしい私を見て

私では足らないところを必死にこの子たちにしてくれてるんだろうな。


そういつも思ってきた。


けど、最近夫に言われたのだ。

「娘を見ていると彩さんの真似をよくしている。

彩さんと同じ言動をとっている。

君は子どもから見て、真似したい・模倣したいと思える人間なんだろう。

大人から見たら理解できないことが多かったとしても

子どもから見たらわかりやすい人なんだろう。

言ってることとやってることが矛盾してないから。

それはきっと子どもにとってはわかりやすく真似しやすいのだろう。

これを光栄だというんだと思う。」


私はこの言葉が理解できなかった。


けど、昨日の晩山口くんに言われたあの言葉で


「あ、私はもうどこにも異常はなかったんだ。

もうどこもおかしくないんだ。

もう問題は【ない】んだ。」


そう腑に落ちた。


私は毎日、異常がないのに警報を鳴らしていたのだ。


もう、警報機を止めようと思った。

きっと私の人生は、もうそんな簡単に

警報が鳴るようなことは起きないんだろうと思うから。


もしかしたら私は、ずっとなりたかった

「虐待のない国の人」になれてるのかもしれない。

そう感じた。


そして私のことを

「異常だ!」と叫び続けた親たちが

異常だったんだなと。


私もこの子たちのようにどこにも異常などなかっただろう。

その無垢な子どもに

「異常だ」と言い続け

言われた私は錯覚を起こし自分は「異常なんだ」と判断した。


こうして「異常者」が出来上がたんだろう。


と理解できた時だった。


とても簡単なカラクリだった。

娘はただいま、車にどハマり。

朝起きて開口一番に「きゅうーーきゅうーーしゃーーー」と叫ぶ。

その声で私たち親は起きる。

保育所に行くまで、保育所から帰ってきて眠るまで

ずっと救急車が走る動画を見ている。

誰も怪我してないのに家の中ではずっとサイレンが鳴っている。

その音を聞いて理由もないのにアタフタしてしまう私がいる。


ちなみにこの写真の娘はその動画を見ながらトミカの救急車を握りしめている。

「殿がおっしゃるところに拙者、飛んでいきます故」

という副音声が聞こえるのは私だけなのだろうか。


誰か、本気でうちの家にトミカをください。

お金がいくらあっても足りない数です。トミカの台数。


82回の閲覧

© 2023 by Ingredients. Proudly created with Wix.com